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歯列矯正レポート【インビザライン|開始~5ヶ月】

こんにちは、iNo(@ino_ism)です。
先日から歯列矯正をはじめたので、歯列矯正についてレポートを書きたいと思います。

かなり詳細のリアルなレポートですので、歯列矯正インビザラインを検討されている方は是非ご覧ください。

 

 

始めた理由

歯並びの悪さは、小さい頃からずっとコンプレックスでした。
しかし社会人になった後も、今更大金かけて見た目の悪いワイヤーを長期間装着する気になれず、そのまま放置していました。
しかし近年、コロナ対策でマスク装着が常態化し矯正器具が目立たなくなったことをきっかけに、本気で歯列矯正をやるか検討をはじめました。

 

見た目だけじゃない、歯並びは健康にも影響大

歯並びの悪さは、健康に対しても実害があります。

  • 虫歯ができやすい
  • 歯周病になりやすい
  • 口呼吸になりやすく、ドライマウス、アレルギーの要因となる
  • 出っ歯で口が突き出す等、顔の形に影響を与える

これらに心当たりがある方は、一度歯科に相談してみると良いかと思います。

 

顔の変化については、私の場合は口の突き出しが軽減してスッキリする代わりに、人中(鼻の下)が少し長くなったり、口の突き出しによる肌の突っ張りがなくなることでほうれい線が少し増えるかも知れないとのことでした。

このように、良い変化だけでなくデメリットも含めてきちんと説明してくれる、信頼できる歯科を探すことが大変でした。

 

歯列矯正のハードルと種類

私の中で、歯列矯正には3つの大きなハードルがあり、中々踏み切れずにいました。

しかし色々と調べていく中で、これらのハードルを妥協できるラインまで持っていける治療法インビザラインを見つけ、矯正に踏み切りました。(ステマのようですが1円もお金もらってません。笑)

 

矯正中の見た目

歯列矯正は金属ワイヤーのイメージが強く、あれを数年間も装着するのは厳しいと思っていました。

私は、見た目をクリアできる以下の3つの矯正手法を選択肢として検討していました。

 

裏側ワイヤー矯正

ワイヤーを歯の裏側に設置し、外側から見えなくする治療法です。

表側より治療の難易度が高く、治療費が高額となります。

また、矯正器具にあたりやすい舌に口内炎ができやすいです。

 

ハーフリンガル矯正

目立ちやすい上の歯を裏側矯正、下の歯を表側矯正とする治療法です。

裏側よりは若干安価です。

裏側と同様に表側は唇の裏が口内炎になりやすく、やはり口内炎からは逃れられません。

 

マウスピース矯正(インビザライン

透明なマウスピースを装着して矯正する治療法です。

至近距離で凝視すれば流石に分かりますが、装着した状態で歯を見せても普通の距離であれば全く分からないと言われるほどです。

マウスピースはつけ外しが可能なので、食べかすが詰まりづらく、歯ブラシもしやすいです。

なによりワイヤー矯正に比べて口内炎ができにくいのが嬉しいですね。

 

治療期間

正治療は数年と長期間かかるというイメージが強かったのですが、追加課金で「加速装置」を使用すれば、かなり短期間で治療が可能でした。

私が通院している歯科でヒアリングした一般的な期間は以下のとおりです。(個人差、歯科による見解の差有り)

 

  • ワイヤー矯正:2~2.5年程度(加速装置使用:1.2~1.5年程度)
  • インビザライン:2.5年程度(加速装置使用:1.5年程度)
  • 保定期間:2年程度

 

上記の加速装置とは、光加速装置「オルソパルス」を指します。

毎日口にくわえて10分歯茎に光を当てることにより、治療期間を30%~55%程度短縮できる画期的な装置です。

20万円程度の追加課金が必要ですが、劇的に期間を短縮できる最強アイテムです。

実際矯正していると1日でも早く終わらせたい気持ちでいっぱいで、オルソパルスを使っていて良かったと心から感じています。

 

また「保定期間」とは、矯正完了後に元に戻らないようにアライナー(マウスピース)を装着していなければいけない期間です。

これが2年とかなり長いんですよね…。

1日の中でつけていなければいけない期間は徐々に短くなるそうなので、それを支えにまだ頑張れるかと思っています。

 

ちなみに私の矯正期間は、加速装置使用で9ヶ月(使わなければ14ヶ月)の予定です。

歯並びは相当悪いつもりなのですが、思ったより短期間で終わるようでビックリしました。

1年程度であれば我慢できるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

治療費

治療費は病院によって異なりますが、私が通院している歯科では大体以下の金額です。

 

  • ワイヤー(表):約70万円
  • インビザライン:約80万円
  • ワイヤー(ハーフ):約90万円
  • ワイヤー(裏):約110万円

※加速装置使用の場合は+約20万円

 

見た目が悪いワイヤー(表)を抜くと、インビザラインが最も安価でした。

 

実際は矯正本体の価格に加えて、定期受診等の費用が生じます。

私のケースでの治療費内訳は以下のとおりです。

 

 

インビザラインの特徴

装着時間

アライナー(矯正装置)は1日20~22時間以上装着する必要があります。

外すのはほぼ、食事と歯磨きの時だけです。

歯への着色と虫歯防止のため、装着中は食べ物、味や色がついた飲み物は口にできません。つまり、1日20~22時間以上は口にできるものは水のみです。

最初は仕事中にコーヒーが飲めないのが辛かったのですが、4ヶ月経った今ではもう慣れました。

 

装置の仕組み

インビザラインは数日間装着し、次のアライナーに交換を繰り返す装置です。

交換期間やアライナーの枚数は個人差がありますが、私はこんな感じでした。

 

  • アライナー枚数:80枚(初回に全部受け取ります)
  • 開始~抜歯まで(1ヶ月間):7日おきに交換
  • 抜歯以降:加速装置なし=5日おきに交換、加速装置あり=3日おきに交換

 

装置の手入れ

装置は、外すたびに歯ブラシで掃除する必要があります。

出先では水で軽く流す程度しかできない時もありますが、普段は歯ブラシで掃除することをオススメします。

長時間装着しているため、どうしても装置への着色やプラークのこびりつきが生じてしまうためです。

また1日1回食事中の洗浄剤漬け置きが、着色しづらくオススメです。

 

顎間ゴム

個人差はありますが、ほとんどの方は顎間ゴムを併用することになるかと思います。

顎間ゴムとは、上と下のリテーナーに小さな輪ゴムを引っ掛けて、常に上と下の歯が引き合うように力を与えるものです。

普通に会話はできますが、若干の拘束感はあります。

私の場合、ゴムは歯科から無料で支給されます。

またゴムは伸びるため、毎日交換しなければなりません。

 

ゴムをかけるのは結構難しいので、慣れるまで大変です。

個人的にオススメのかけ方は、下のアライナーにあらかじめゴムを付けた状態で装着し、そのまま上のアライナーにひっかけるというやり方です。

詳細は省きますが、もしお困りで具体的なやり方を知りたい方がいらっしゃいましたらご連絡ください。

 

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加速装置(オルソパルス)

オルソパルスは毎日10分間口にくわえるだけで、メチャクチャ簡単かつ痛みもありません。

ちなみに、3日連続以上使用した場合に効果を発揮し、1日忘れるとまた3日間使用するまで効果が切れるそうです。どこまで効果が減退するかは分かりませんが、不思議ですね。

精密機器で壊れやすいため、流水で洗うこと以外が禁じられています。

勿論歯磨きをした直後に使用していますが、それでも少し気になります。笑

 

オススメアイテム

インビザラインを使用する際に、私が実際によく使用するアイテムをご紹介します。

 

洗浄剤

アライナーを漬け置きする洗浄剤です。

安くて沢山入っており、ネットでも薬局でも簡単に買えます。

 

 

携帯歯磨きセット

外出先で歯磨きをするセットを持っておくといいでしょう。

水のみでキレイに磨けるタイプの歯ブラシがオススメです。

 

 

コップは無印良品の携帯シリコーンコップが携帯性抜群で最高です。

 

www.muji.com

 

デンタルフロスは個装の物がオススメです。

外で使用後に袋に入れて持ち帰れます。

 

 

外出先に歯を磨ける場所がない、トイレが汚くて歯を磨きたくない時は、歯磨きシートでしのいで、帰宅後に歯を磨きましょう。

 

 

アライナーリムーバー

これは本当に必須です。私は自宅用と持ち運び用に2つ持っています。

アライナーのつけ外しは基本的に素手で行いますが、時々ものすごく外しにくい個体があります。

素手で外せない時、リムーバーがなければ一生口の中に手を突っ込んで格闘する羽目になり、ものすごく大変です。

安いもので構わないので、買いましょう。

 

 

ポーチ

上記のグッズを収納して持ち運ぶためのポーチです。

私は無印良品の黒いナイロンポーチを使用しています。(全く同じものは今ありませんでした)

何でも良いですが、常に持ち運びしても気にならないデザインの物が良いでしょう。

 

インビザライン開始~4ヶ月のできごと

病院探し

矯正は病院と長く付き合うことになり、失敗すると取り返しがつかないため、慎重に病院選びをしました。

具体的にはインターネットで3箇所に厳選し、無料カウンセリングを経て病院を決めました。

インターネットでの病院選びは色々考えましたが、特に以下の点を重視して選びました。

 

  • 技術面
    • 矯正だけでなく、虫歯等の治療対応ができる病院であること
    • ワイヤー、インビザライン等全ての治療が可能な病院であること
    • 日本矯正歯科学会に所属する先生がいること
  • 料金面
    • 矯正料金等がホームページに明瞭に示されていること
  • 対応面
    • 矯正医が常駐していること
    • 職場の最寄り駅に近い、もしくは乗り換えなしで行けること

 

日本矯正歯科学会に所属しているかは、公式ホームページで調べることができます。

矯正歯科は無数にあるため、まずはここで職場に近い歯科をフィルタリングすると選定が楽でした。

 

www.jos.gr.jp

 

また、無料カウンセリングのときはあらかじめ聞きたい内容をリストアップしておくことをオススメします。

 

契約~矯正開始

病院と契約するとまず、iTeroという工学3Dスキャナで口の中をスキャンします。

ゴムのスキャナーを歯に押し当てられるだけなので、そんなに痛くはありません。

その情報がアメリカに送られ、矯正シミュレーションが行われます。

大体1ヶ月後にクリンチェックというシミュレーションのチェックを行い、問題なければ更に1ヶ月後に矯正装置が届きます。

 

矯正開始

矯正装置が届いたら、歯にアタッチメントを設置します。

アタッチメントとはレジン製の突起物で、前歯以外全ての歯の表面に設置されます。(設置の有無や個数は個人差があるかもしれません)

それが引っかかりとなり、歯を動かしていくのです。

アタッチメント設置後、矯正装置の装着方法の説明を簡単に受けます。

その後、抜歯に向けて1ヶ月程度装置を装着して過ごします。

この1ヶ月間は力を加えて歯を動きやすい状態にすることが目的のため、大きくは動かしません。

 

抜歯(開始1ヶ月)(アライナー枚数:~5/80)

軽度でなければ、抜歯が必要となる確率は高いです。

私の場合は上下左右で合計4本の健康な歯を1日で抜歯しました。

親知らずが抜歯済みのため4本で済みましたが、親知らずがあれば更に本数が増えていたことでしょう。

私の病院では抜歯は5万円/回で、抜く本数に関係なく1回あたりの金額となります。

 

↓恥ずかしいですが、矯正前シミュレーションの3Dモデルで抜歯箇所をマークしました。

 

麻酔をしているので痛みはないのですが、ものすごい恐怖でした。笑

麻酔が切れる前に痛み止めを飲み、その日は早く就寝しました。

夜や翌日に痛みが来るかと思いましたがそんなこともなく、ほぼ無痛で乗り切ることができました。

 

麻酔後は抜けた穴に血がたまり血餅という塊ができます。

これが歯ブラシやうがい等で取れるとドライソケット(神経が露出した状態)となり、結構つらいそうです。

そのため1週間はものすごい慎重に生活しており、プロテイン、野菜ジュース、おかゆ、うどんの生活を送っておりました。

大体1、2週間程度経てば血餅も定着してくるため、普通の生活に近づいていけます。

 

ただし歯がスカスカになるので、食べるときに噛みづらい状況はしばらく続きます。

抜歯してから4ヶ月経ち、歯が動いて隙間が小さくなってきた今でも、昔に比べたら食べづらいと感じるほどです。

早く矯正が終わることを心から願っています。

 

抜歯が終わると大きく歯を動かしていけるため、ここからが本格的な矯正のスタートです。

顎間ゴムの設置もここからはじめます。

 

開始3ヶ月(アライナー枚数:~22/80)

本格的に動かしはじめ、色々と思うことがありました。

3ヶ月目の診察では、順調に動いているとのことでした。

 

  • そんなに痛くはないけれど、外す時は少しだけ痛いです。装置を傾けるため、どうしても歯を折る方向に力がかかってしまいます。力は弱いですが、歯が動きやすく敏感になっているためです。
  • 若干滑舌が悪くなります。慣れればほとんど気になりませんが、それでも外した時に比べるとやや滑舌が悪いです。
  • 常に歯に力がかかっているのは、ちょっとストレスです。歯が動いているという喜びと帳消しではありますが、常に若干のストレスがかかる状態となるのは覚悟しておきましょう。
  • 装着から1ヶ月くらいで、歯茎がすごく痛くなり病院に行きました。原因は食片圧入、食べ物が歯の隙間に挟まっていることでした。矯正により歯の隙間が大きくなると、フロスと歯ブラシだけでは食べかすを除去することができないとのことでした。歯間ブラシを購入ししばらく使っていると、症状は改善しました。矯正をされる方はフロスに加えて歯間ブラシも必須です!
  • 夜中に自分の食いしばりによる矯正装置の痛みで起きる時があり、自分がふとした時に食いしばっていることに初めて気づきました。食いしばりは自分で意識して止めるしか治す方法はないため、地道に改善していきたいです。
  • 側面が黒い歯があり、すごく不安でした。歯がくっついている部分は普段見えないのですが、軽度の虫歯になっていることが多いそうです。穴が空いていない軽度のものであればきちんと歯磨きをしていれば問題なく、削ってしまうと逆に歯の耐用年数が縮まってしまうそうです。
  • 3日経ってもアライナーが浮いていると思う時は、3日ではなく4日交換としたりしていました。

 

開始5ヶ月(アライナー枚数:~40/80)

そろそろ5ヶ月目の診察に行く時期ですが、今ところ特に問題もなく順調です。

一番気になっている上の前歯はまだ動かされていないため大きな実感はありませんが、アライナーを並べてみると、下の歯が結構整ってきていました。

 

  • 大分慣れて、歯の痛みや違和感が気にならなくなってきました。
  • 歯の食いしばりにより夜中起きることがなくなりました。慣れたのか、食いしばりが減ったのかは不明です。
  • 間食ができないため、食事のあとに必ずデザートを食べるようになってしまいました。笑

 

 

あとがき

かなり雑多に書いてしまったので長くなってしまいましたが、リアルな経験談をお送りできたと思います。

また進捗状況を見つつ、レポートの続きを書いていきたいと思います。