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大腸検査体験レポート【ただしカメラは尻から入れる】

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こんにちは、iNo(@ino_ism)です。

今回、大腸検査(内視鏡)してきました…!

これから大腸検査をされる方、本当に不安だと思います。

そんな方に少しでも情報を共有できればと思い、今回結構詳細にレポートを書きました。

よかったらご覧ください!

 

※検査の性質上、ちょっと汚い話も出てきます。ご了承ください。

 

1.中小病院での診察

まず、お腹の調子が悪く、中小病院に通っていました。

しばらくの間そこからもらった薬を飲んでいたのですが、中々改善されなかったので「一度検査してみますか」と大病院の紹介状をいただきました。

 

今は、いきなり大病院に診療に行くと特別料金5000円をとられるため、お腹の調子が悪いと思ったらまずは中小病院に行くことをオススメします。

 

2.大病院での診察

紹介状を持って大病院へ行くと、経緯や現状を少しだけヒアリングされ「じゃあ検査しよっか」とすぐに検査をすることになりました。

本当に検査が必要か再診断されるかと思ったのですが、紹介状に「検査してください」と書いてあるためか、大病院のお医者様からはそのような診断はありませんでした。

 

スケジュールを聞くと最速で翌日の検査が可能とのこと。

その日は朝から何も食べておらずガッツリラーメンを食べたい気分だったので、流石に検査前日にラーメンはダメだと思い、翌々日でお願いしました。笑

 

そのまま検査前感染症検査のための採血を受けました。

具体的には、B型肝炎エイズ、梅毒ではないか調べました。

これにひっかかったらダメというわけではなく、消毒等の配慮が場合によって異なるようです。

 

その後、下剤の使い方について説明を受け、下剤を受け取って帰宅しました。

 

3.検査前日準備

私は13:00から検査であったため、前日は20:00までの食事で、消化の良いものという制限つきです。

具体的には米、素うどん、豆腐、ハム等です。

病院によっては前日食べる検査食を渡されるそうですが、私は夜の食事に制限がかけられるだけでした。

わかめ等の消化が悪いものを食べると、腸にくっついて上手く見えなかったりするそうです。

 

その後、21:00に『センノシド』という小さな錠剤を2錠飲みます。

これは排便を促す薬です。

寝る前に飲んで大丈夫か?と心配でしたが、夜間トイレに行きたくなることはありませんでした。

 

4.検査日当日|検査前・自宅

5:50 起床、下剤制作

まず早朝から下剤の制作です。

2Lの袋に粉末が入ったものを処方されるのですが、そこに水を加えて混ぜて作ります。

比較的素早く溶けるため、労力はほとんどかかりませんでした。

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6:00~8:00 下剤服用

1時間につき1Lのペースで、2時間かけて下剤を服用していきます。

ニフレック』という下剤だったのですが、これについて調べるとクソ不味いと評判で、めちゃくちゃ不安でした。

 

冷やしてストローで飲むと飲みやすいと聞いていたので、氷を入れてストローで飲む。

「クソ不味いというほどではく、普通に飲めるかも」

そう思っていた時期が私にもありました……。

こいつの問題は、味じゃないんですよね。

 

そもそも、この下剤はどのような効果を発揮するのか。

消化・吸収されない液体を短時間で2L飲み、それをひたすらに排出し、腸を掃除するという流れです。

そう、消化・吸収されないんです。

 

飲めば飲むほど体内に貯まるためか、一定量飲むと身体が拒絶してくるんですよね。

しかも大量に液体を飲んでいるのに、恐らく水分として吸収されていないためか喉が乾いてくる。

不味いから沢山飲めないというよりは、肉体的にしんどいんです。

 

それでも気合で飲み続け、本来2時間で飲む予定だった下剤を2時間半でようやく飲みきりました。

本当にしんどかったです。

 

7:00~10:00 トイレタイム

下剤を飲み始めて1時間前後くらいから、トイレとお友達になります。

少し腹筋に力を入れると、大量の水が出ていく感じです。(汚い話ですみません…)

それでも、ずっとトイレにいるというほどではなく、10分おきにいくくらいの感じでした。

 

最後にはちょっとお尻が痛くなっていました。

トイレットペーパーで拭いた摩擦というよりは、消化液によって皮膚がやられているのだと思います。

ウォシュレットがないトイレだと消化液を除去しきれないので、更に痛いと思います。

ウォシュレットがないご家庭であれば、シャワーで流すと痛みは軽減するかと思います。

 

11:30 病院へ出発

10:00くらいからトイレに駆け込む頻度が少なくなり、11:00すぎまで仮眠していました。

早朝から起きているのと、下剤服用、トイレ往復とかなり体力を使っていたため、病院に行く前から疲れていました。笑

 

そして11:30に家を出発、1時間かけて病院へ行きました。

この時間になるとトイレの量も頻度も少なくなっていたので、一度も便意を感じずに病院にたどり着けました。

不安な人はおむつやナプキンを装備して病院に来られるそうです。

もっと不安な人は病院で下剤服用もできるらしいですが、ほとんどの人は自宅服用で問題なく病院に来られているとのことでした。

 

5.検査当日|検査前・病院

病院で受付を済ませ、内視鏡の受付に行くと、検温とコロナに関わるチェックシートを書きました。ここ最近でカラオケや飲み屋に行っていないか等です。

その後、手術着に着替え、検査の時間まで待機。

紙パンツは後ろに穴が空いていてシュールでした。笑

 

検査5分前くらいに呼び出され、点滴がはじまりました。

基本は水分補給のためのものですが、検査直前にはここから麻酔が入れられます。

点滴スタンドを持って再度待合室で待機し、またすぐ呼び出され、手術室へ入りました。

 

6.検査

手術室に入り、ベッドに横たわります。

氏名、生年月日、持病、今朝飲んだ薬等をサラッと聞かれ、すぐに麻酔が入れられます。

気分的にはほとんど何の変化もありませんでした。

 

麻酔を入れてあまり経たずに、膝を曲げて横向きになります。

お尻入り口付近の触診で指を突っ込まれグリグリ。

痛くはないけど、異物感がやばい。

これカメラ大丈夫か……?と不安が募る中、すぐに「じゃあ入れますねー」と軽いノリでカメラIN。

 

「え、本当に入ってる?」というほど、違和感もなくカメラは入っていきました。

しかしすぐに、腸の中に空気が入れられていきます。

強制的にお腹が膨らみ、圧迫感を感じます。

カメラはドンドン進んでいきますが、違和感なし。

腸には痛覚がないと言われておりますが、本当にその通りなのだなと実感しました。

ただ、空気が……。

 

最初はただの圧迫感だったのですが、ドンドン入れられていく空気に、お腹が痛くなります。これは結構痛い。

言うならば、一ヶ月くらい便秘が続いているような感覚でしょうか。

腸に痛覚がなくても、圧迫された周囲から痛みを感じているんでしょうね。

幸いにも空気は常時入れ続けているわけではなく、たまに追加する方式だったので、痛みはその空気を入れているときだけで済みました。

 

しかし、麻酔してこの痛みって…麻酔もっと頑張って…笑

最初、あまりの痛さに「あの…結構…痛いんですが…大丈夫でしょうか…?」と聞いたところ、「出したかったらおなら出しちゃっていいですからねー」と言われました。

出したいのは山々なんですが、体勢が良くないのか、痛みを堪えるのにすでにお腹に力を全開で込めていたせいか、全く出ないんですよね。

実は出てたのかもしれないですが、自分的には出せている気は全くしませんでした。

 

そうこうしているうちに、カメラは最奥まで到着。

その後は追加で空気を入れられることもなく、ゆっくりと写真を撮りながら引き抜くだけでした。特に痛みや異物感はなく、安心。

素人目で見てもきれいな腸で、お医者さんもポリープとかはなさそうでキレイですねと言っていました。

癌とかがなく、とりあえずは一安心です。

 

カメラを引き抜いた後は身体を起こし、手術室の外へ。

麻酔でふらついたりして危ないとか、アナフィラキシーとかの危険があるためでしょう。

30分ほどストレッチャーに横たわって休みました。

 

その後点滴を抜かれ、術後の注意を受けて終了です。

麻酔の影響があるので、運動や運転は禁止です。

また空気が大量にお腹に溜まっているので、トイレである程度出してから帰った方が良いとトイレに案内されました。

その後も1日くらいは空気が出るため、時間に余裕があっても会社や学校は休んだ方が良いとのこと。

 

トイレから出て着替え、お金を払って終了です。

金額は5000円程度でした。

これだけの検査をしてくれて5000円はかなり安いと感じました。

 

7.検査後

検査後、すぐに何食べても良いとのことでしたので、やよい軒へ。

 

検査後は胃腸の中は空っぽで、腸内環境はリセットされた状態になります。

そのため、検査後は善玉菌を住み着かせるように配慮した食生活をして、整腸剤を飲むと良いそうです。

 

という前情報が頭によぎり、あんまりいきなりガッツリしたものを食べるのも気が引けたので、腸に良い納豆が含まれる『ねばとろごはんととり天の定食』をいただきました。

20時間以上食べておらず空腹だったので、本当に美味しかった。

やよい軒のとり天って本当に美味しいですよね。

しかも久々に入ったのですが、締めのだし茶漬けが無料で食べれるという太っ腹。

給湯器からだし汁をご飯に注ぎ、備え付けの漬物でかっこむ。

最高すぎる。

 

www.yayoiken.com

 

満腹感に酔いしれながら自宅に帰り、シャワーを浴び、ハーゲンダッツを食し、泥のように眠りました。

睡眠時間的には十分取れていたのですが、やはり疲れていたのでしょう。

間に一度起きて夕食を食べましたが、合計15時間程寝ていました。笑

 

あとがき

いやーー、本当に大変でした。

健康って本当に大事だなと実感しました。

しばらくはやりたくないですね…。

 

ただ、自分の腸内を隅々まで確認して安心できましたし、一度腸内環境をリセットできて、結果的には良かったと思っています。

腸活、頑張るぞ!

 

このレポートが、これから大腸検査をされる方の参考になると幸いです。

健康のため、頑張りましょう……!