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洗濯が楽しくなる!カリスマ洗濯屋の洗濯術【ブックレビュー】

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こんにちは、iNo(@ino_ism)です。

今回は『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術 洗濯ブラザーズ(著)』のブックレビューをします。

 

本書をオススメする人

  • 洗濯が面倒で辛い、服の汚れが落ちない、なぜか臭い、クリーニング代を減らしたい等、洗濯に関する悩みがある方

 

「洗濯って、メチャクチャ楽しい!!」

本書を読んだ後の私の感想です。
今まで一番面倒だった洗濯が、今や楽しみになってしまいました。

クリーニングのプロである洗濯ブラザーズの、初の著書である本書。


著者の洗濯ブラザーズとは…

茂木貴史(写真左)、茂木康之(中央)、今井良(右)の3人で結成し、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするための活動をするプロ集団。横浜でクリーニング店「 LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季シルク・ドゥ・ソレイユクレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う。(洗濯ブラザーズ公式サイトより)

 

本書は、実用的な洗濯術が非常に分かりやすく書かれており、まさしく洗濯の説明書と言える一冊でした。
ふわっふわに、綺麗に、簡単にできるという洗濯術は、読んでいる内に洗濯をしたくて堪らなくなりました。

 

 

 

 

プレウォッシュが全てを救う

黄ばみ、臭い、襟や裾の汚れの予防や、ちょっとした汚れの対処。
多様な効果を持つプレウォッシュ。

もう洗濯の悩みの半分はこれで解決するんじゃないか?ってくらい最強の技です。
そもそもプレウォッシュとは、

プレウォッシュとは、洗濯機で洗う前の「前処理」「予洗い」のことです。シャツの襟など汚れが目立つところにプレウォッシュを吹き付けておくだけで、汚れが落ちやすくなります。

しかもこれ、洗剤と水を1:1で割ったプレウォッシュ液を吹きかけるだけという非常にお手軽な方法なのです。
汚れの種類によって選ぶべき洗剤の種類等が異なり、本書ではそれらを簡潔に説明してくれています。

 

日本ではドラム式よりタテ型の方が適している

欧米と日本では水質が違うため、最適な洗い方も異なります。

日本の水道水は、軟水です。軟水は高い洗浄力があるため、日本では水流で洗うタテ型のほうが、汚れがよく落ちます。
なぜ欧米でドラム式が普及したかというと、欧米の水は洗浄力が低い硬水が多いからです。

日本は洗浄力の高い軟水なので、少ない水で叩き洗いするドラム式を使うのは勿体ないということですね。

一方、ドラム式は乾燥機機能が優れており、家事の時間短縮に一役買っています。


個人的には、家族が多い家庭や幼い子どもがいる家庭では洗濯を干す時間も馬鹿にならないのでドラム式優位かなと思います。
服の劣化が早いとしても、安めのものを買ってワンシーズンで買い換えるくらいの気持ちでいれば良い気もします。
本書の趣旨とは外れますが…。笑

ただ、ドラム式にはトップスのシワ問題があります。
後述のシワがつきにくい裏技を使う場合、脱水を最小限にし、乾燥も行う必要がありません。
シワ防止を重視する人や、服を大切にしたい人はタテ型がオススメです。

 

超簡単にシワをなくす裏技

Yシャツやカットソーのアイロン、非常に面倒ですよね。
本書では、アイロンの手間を減らすための対策が紹介されています。

シャツの脱水時間は1分で充分! (中略)
ワイシャツやおしゃれ着など、あえて脱水時間を短くして、干したときの水分の重みでシワを飛ばす、という裏ワザがあります。

脱水時間を減らすだけ。
めちゃくちゃ簡単ですね。

この裏技を使う場合、ドラム式の優位性が失われるため、安くて汚れも落ちるタテ型がオススメということです。


ビジネス用Yシャツはノンアイロンシャツにすれば良いのですが、カットソーのノンアイロンって結構少ないんですよね。

ちなみにビジネス用のノンアイロンYシャツは、PSFA(はるやま)のアイシャツがオススメです。
形態安定性(W&W性)5級をもつ、間違いなく最強のノンアイロンシャツです。色々なメーカーのノンアイロンシャツを試しましたが、個人的にはこれ一択というほど気に入っています。

本当にアイロン不要なので是非一度お試しあれ。

 

 

あとがき

本書には他にも沢山の洗濯術が紹介されています。
特に、今までクリーニングに出していた物の過半数は自分で超簡単に洗えるというのは驚きでした。
これからは本書を説明書として、スーツやダウンなども自分で洗ってみようと思います。

洗濯への価値観が変わる一冊、よかったら読んでみてください。